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子育て応援座談会 「ひとりで頑張らんでええよ。」 ●編集・企画/木内 健一

ceebee編集長(木内)が子育てに関するあらゆる事を地元で頑張る人達と対談する新コーナー。今回は、大阪狭山市の子育て広場『ファンズガーデン』を運営するNPO法人ワークレッシュ代表『毒舌の個性派』和久貴子さんと語り合いました。脱線・暴走なんでもアリの「子育て対談」ですが、どんなコーナーになっていくのか僕(木内)にもわかりません(汗)



木内 和久さんとのつき合いは『ceebee』の3号目からになりますから、かれこれ半年になりますね。最初の印象は、「言いたいことをズバッとおっしゃる方だなぁ。」と感じたのですが(笑)。ママさん達にも、そうやってストレートに接してらっしゃるんですか?

和久 はい。一期一会ですから(笑)。子育てに悩みやストレスのない人はいないでしょう。一所懸命だと家にこもりがちになったり、周囲の評価を気にしすぎたり、とにかく我が子のためを思えばこそ、一人で頑張ってしまうことが多いものだと思います。「肩の力抜いて、楽になって。まず自分の心と身体を大切に。」と。決して無責任な意味合いではなく、「ひとりじゃないよ」と言いたいのです。子どもは、親だけが育てるのではありません。たくさんの人がいろんな風に関わっていくものです。子どもに何か良くないことが起きても、親や本人だけの責任ではない。みんなつながっているのです。それと、子育ては、子ども自身と一緒に取り組んでいくものだと思っています。親が自分の欲求や良識であれこれ言ってしまうのはわかるんですが、子どもという当事者不在の子育てになっているのでは?ということも言っています。子どもの思いを聞いて、感じていますか?と。

木内 なるほど。身近に助けてくれる大人がいればいいのですね。近頃は、「頼れる祖父母やきょうだい、親類が近くにいない」、「近所づきあいが全くない」という人も珍しくないようですが。

和久 どんどん社会や人のつながりから孤立していって、自分で自分や子どもを追いつめてしまう人も多いので、『子育て広場』や一時保育などを活用して、まず、「助けてくれる先輩や仲間がいる」ということを感じてほしいです。

木内 話をしたり聞いたりするだけでもストレス解消になって、「ああ、他のママさんも大変なんだな…」って思えるだけで気が楽になったりするのでしょうね。以前、僕の姉が「(わが子が)生きててくれるだけでいい、と本気で思えた瞬間から楽になった」と言っていたことが、とても印象に残っています。

和久 そうでしょうね。子どもや自分が一層愛おしく思えますよ。そして、お互いにたくましく自立していくんです(笑)。話は変わりますが、木内さんがこの『ceebee』を立ち上げたきっかけは何だったのですか?何が原動力になってるんですか?

木内 僕は神戸で生まれ育ちました。結婚後、子どもが生まれたのを機に、1年半前、妻の実家の富田林に近い河内長野に引越してきました。家の近くに事務所を借りて仕事を始めたのですが、この「新しい地元」で、ゼロから自分で始められるようなことは何かないかなぁ…と考えていたところ、自分たちにも小さい子どもがいるので、「そうか、地域の役に立つ“子育て情報誌”を作ろう!」と思い立ったのです。

和久 親として、地域住民として、職業人として、ですね。新しい地元、子育てをする地域のために役に立ちたいって気持ち、わかります。私も、大阪狭山は地元ではなかったんですよ。ところで、神戸出身ということは、震災に遭われたのですか?

木内 はい。27歳の頃に経験しましたね。

和久 相当しんどかったでしょう?

木内 大変でした。地震後の記憶が殆ど無いのです。無我夢中で、がむしゃらで、全く余裕がありませんでした。後で振り返っても、普通の生活に戻るまでは、断片的にしか思い出せないのです。一緒にするのはおかしいですが、子育てのハードさと、少し似ているところがあるんじゃないかな?と思います。毎日毎日初めてのことばかりで、目の前の試練を克服するのに精一杯で、殆ど予定や希望通りにはいかず、気持ちの整理もつかない…。ただ決定的に違うことは、震災はもう二度と経験したくないですが、子育ては二度、三度と経験したくなるということでしょうか。

和久 なるほど。子どもの成長や仲間の支えは、生きる喜びとパワーになりますからね。とにかく、大変なことを乗り越えられた経験をお持ちなんですね。『ceebee』を通じて出会えたことに、とても意味があるのだと思います。これからも『ceebee』を応援します。私たちのことも応援してくださいね!



 後半は僕(木内)の話になってしまいましたが…(苦笑)和久さんの地域や広場への思いがひしひしと伝わってきて、ほんと密度の濃い楽しい対談でした。ありがとうございました。

和久 貴子(わくたかこ)
NPO法人ワークレッシュ 代表理事

箕面市生まれ、千早赤阪村在住。夫と二人暮らし。2002年、NPO法人ワークレッシュを設立。自主・自立、多様性と人権の尊重、非暴力の精神をキーワードに、年齢・校区・資格を問わない保育事業を始める。その後、子育て広場や講座やイベントの企画・運営等を通して、子どもや女性が地域社会で活躍できる機会と場づくりを手掛けている。